これからアパートを建築する予定です。現在手持の剰余資金があるのですが、その資金は頭金に回して出来る限り借入金を減らすべきですか。

将来、以下のような予定がある場合には、その時に充てる資金として、剰余資金を持ったままにした方が良いと思います。

  • さらに追加の不動産投資を行う予定がある。
  • その他何らかの資金が必要となる状況が発生する可能性がある。

また、将来何らかのリスクに対応しなければいけない状況にある場合にも、剰余資金を持ったままにした方が良いと思います。例えば、突然親が亡くなった時に多額の相続税が発生する可能性がある場合などが該当します。

次に剰余資金を、自身で運用した場合に、アパートローンの利率よりも高い利回りで運用できるかを判断します。例えば、アパートローンの利率が1.5%だとします。これに対して、剰余資金を0.1%の定期預金に預けるとしたら、当然、アパートローンの利率を下回りますので、定期預金に預けておくぐらいであれば、頭金に回した方が良いことになります。これに対して剰余資金をREIT(不動産投資信託)等で運用しておけば、年間3~5%の配当が受け取れ、税引後でもアパートローンの利率を上回りますので、剰余資金は頭金に回すのではなくRIETで運用した方が良いことになります。

不動産投資は、借入金によるレバレッジ効果を使うことにより高い収益を確保する投資ですので、私は借入が出来るのであれば出来る限り多く借りておくという考え方で投資を行っていますが、このスタンスは人によって違いますので、ある程度のリスクは取りに行くというスタンスなのか、あるいは、リスクは出来る限り無くしていくというスタンスなのか、自身のスタンスを明確にした上で、投資方針、資金の活用方針を決めてください。

不動産投資相談ホットライン:044-431-2014(予約相談受付:平日・土日祝 9:00~21:00)。初回60分無料相談。オンライン相談。神奈川、東京、千葉、埼玉は60分無料その他のエリアは60分5,000円(税込5,500円)。
044-431-2014
ページの先頭へ

サービス

お役立ち情報

menu